注文住宅を検討したいけどどこのメーカーもいくらで建てられるのか、いまいちわからないですよね…?
私も二世帯住宅を検討し始めたとき、どのメーカーでどの位の予算で建てられるのか、わからず不安だった経験があります。
ここでは、実際に私がアキュラホームの展示会場や営業担当者さんとやりとりをした経験で感じた本音もお話したいと思います。
ということで今回は、アキュラホームの坪単価や特徴について紹介します。
アキュラホームの特徴
アキュラホームは耐震、耐久力を維持したまま開放的な家を作るのが得意なハウスメーカーです。「キリンさんと暮らせる家」とい天井高のある開放的な空間、窓の多い明るい家が特徴です。
「品質も価格もあきらめない」という企業姿勢が価格に反映されているハウスメーカーで、いわゆるローコストで作ることが可能なメーカーです。
アキュラホームのここが凄い5つのポイント
1.10年連続グッドデザイン賞受賞
アキュラホームでは専門のデザイナーがプランを監修しています。住み心地だけでなく見た目の満足感も得られるハウスメーカーです。そのデザイン力の高さから10年連続グッドデザイン賞を受賞しています。
2.コスパが良い
アキュラシステム
坪単価いくらというようなざっくりとした見積りが習慣化している住宅業界の中で材料費や人件費を約2万項目に細分化し一つ一つ単価調整しながら作った見積りシステムにより、不要なものを削り必要なものだけを残す納得感の高い見積りを実現しています。
ジャーブネット
約300社からなるジャーブネットを主宰しているアキュラホーム。日本最大級の一括仕入れで単価を抑えることが可能になっています。この仕組みにより例えば定価120万円もするキッチンでも35万円に。
直接施工
下請け、孫受け業者に施工を任せるのではなく、アキュラホーム専属の大工さんによる直接施工が強み。顔なじみの大工さんに任せることにより的確な指示を出すことができ、品質の良い家づくが実現します。
メンテナンスコストが半額
屋根の補修や外壁塗装など、一戸建ては一般的に30年間で500万円のメンテナンスコストが掛かるといわれています。将来のメンテナンスもアキュラホームにお願いすることで30年間で200万円程度に抑えることが可能に。メンテナンスコストが低く抑えられるのはかなり嬉しいですよね。
3.災害に強い家
国の認定基準を超える性能
耐震、耐風、断熱性能、劣化対策、維持管理対策、空気環境など7項目の住宅性能表示制度で最高等級を獲得しています。
実物耐震強度実験で東日本大震災レベルでも損傷なしの結果
過去に起きた、新潟中越地震、東日本大震災、熊本地震、スマトラ沖地震、兵庫南部地震、チリ地震など震度7クラスの地震だけでなく、今後起きると想定される首都直下型地震、南海トラフ地震の想定震度にも実物耐震実験で耐えるほどの耐震性能。全ての実験結果で損傷すらないというのは本当に安心できる点だと思います。
ストロングウォール工法
壁倍率5倍のスーパーストロングウォールを使用することで一般的な耐力壁よりも2.6倍の最大荷重に耐えることができます。
壁倍率15倍の「8トン壁」を併用することで更に耐久性を増すことができます。これを使うことで優れた耐震性を維持したまま明るく広い窓をたくさん使うことも可能になり、開放的なデザインも叶います。
日本初の耐風実験でも損傷なしの結果
最大風速66m/sの猛烈な台風を再現し、日本で初めて耐風実験を実施しています。一般的な住宅では屋根がはがれたり、家が損傷したにも関わらず、アキュラホームの家は軒天、屋根、構造躯体において全て損傷なしという結果に。
4.高気密・高断熱性能
高性能グラスウール
高性能グラスウールは、25年以上経過しても断熱性能が劣化しないといわれている素材です。断熱素材に高性能グラスウールを使うことで、家中の温度差が少なく快適に暮らすことができます。
全館空調
全館空調システムを採用することで、夏はさらっと、冬はぽかぽかに。全館空調システムは引渡し後10年保証も付いているため安心して長く使用できそうです。
5.アフターサポートも充実
着工から竣工まで外部機関によるチェック体制
建設中、自社による品質検査だけではなく、外部機関による検査も入れて、ダブルチェックすることでより安心、より高品質な家作りを提供しています。
10年無料保証
完成後の不具合については10年間の無料保証が付いています。またこの保証は有償で延長することもでき最大35年間保証を延ばすことも可能です。
アキュラホームの商品ラインナップ。坪単価は50万円~70万円程度
アキュラホームはローコスト系の住宅メーカーで坪単価は50万円~70万円程度になります。同じローコスト系のタマホームなどと比較されるメーカーさんのひとつです。
1.超空間の家:坪単価50万円〜65万円
木造住宅なのに超大空間、省エネの家が実現します。業界初の8トン壁を使うことで耐震性を強固に保ちながらさえぎる壁を少なくすることに成功。
8トン壁は壁倍率15倍というものすごい高品質。壁の少ない大空間、大開口な間取りが可能です。壁を極力少なくして30畳の広々リビングを柱なく作ることっだてできるのがこのシリーズの魅力です。
全館空調システムや太陽光発電も搭載しながら高い断熱性能により、一般的な省エネ住宅よりも更に光熱費も安くなります。
近いコンセプトで「大空間の家」というのもありますが、それよりも更に開放的な家作りができるのが超空間の家になります。
2021年4月から販売されたばかりの新シリーズなので、今後はこのシリーズがアキュラホームのフラッグシップモデルになっていくのではと思います。耐震等級も最高ランクの3を取得しています。
2.大空間の家
コンセプトは最新シリーズの超空間の家と似ています。木造住宅なのに超大空間、省エネの家が実現します。いままで鉄骨でしかできなかった大空間、大開口を木造で実現できます。普通の木の壁の8枚以上の強さをもつ8トン壁を使うことで壁を少なく大空間を作ることが可能に。
3.匠空調
こちらはシリーズではなく機能になります。アキュラホームの空調システムは、エアコン1台で家中が快適になる匠空調が目玉の一つです。屋根裏に設置した一台エアコンからダクトを家中に配置し、天井も床下も快適にします。
冬は暖房として、夏は冷房として1年中快適な暮らしができるのがこの匠空調の特徴です。価格は坪数によって変わりますが、延床面積40坪で250万円前後が目安のひとつになります。
4.太陽光の家:坪単価50-60万円
太陽光発電、オール電化をかなえるのがこの太陽光の家シリーズ。一般的な4人家族での暮らしでは1年で20万円ほど掛かりますが太陽光の家では約1/10に抑えることができます。
太陽光の家の坪単価は50-60万円前後で、30坪台の家なら1000万円台から太陽光&オール電化の家が建つのが魅力です。
5.ミライ:坪単価50-60万円
全館空調システムと太陽光発電がセットになったのがミライシリーズ。太陽光の家に匠空調を組み合わせたイメージですね。ただ、このミライシリーズはそれだけじゃありません。なんと人気電気自動車、日産リーフも標準仕様で入っているんです!
家も車も電気で快適に、本当の意味でオール電化といえるのがこのシリーズです。
坪単価は50-60万円前後が目安の一つのようです。
6.ZEHの家:坪単価は50-70万円
オール電化、太陽光発電、高気密高断熱仕様により国が定める環境に優しいZEH住宅に適合するのがこのシリーズ。別シリーズの「太陽光の家」に近いイメージですね。坪単価は50-70万円前後が目安の一つのようです。
アキュラホームは値引き交渉できるの?
アキュラホームはローコスト系のハウスメーカーで大手よりも最初からかなり安い価格で見積りを出してくれます。値引き自体は可能ですがただ値引きして欲しいでは値引きしにくい可能性も。
同じローコスト系のハウスメーカーの見積りもしっかり取った上で、「ここと迷っていてできればもう少し価格を抑えられればアキュラホームさんにしたい」など、いかに値引きしたら契約してもらえるということを営業マンにイメージさせられるかで値引き交渉の成功率は変わってきます。
ローコスト系のハウスメーカーの値引きには必ず同じローコスト系の他社メーカーの見積りも同時にとることが大切です。
こんな人におすすめ
コストを抑えながら耐震性を一番重視したい!という方におすすめです。アキュラホームさんはローコスト系のハウスメーカーのなかでも耐震、耐風に力を入れている会社です。実際に耐震強度を測定するために理論値ではなく、ちゃんと実験をしてそれを展示場で動画の公開までしているメーカーは多くありません。
また、耐風実験も日本で初めて実施したメーカーとのことで、いかに災害に強い家を作ろうとしているかが想像できます。
こんな人にはおすすめしない
ハウスメーカー選びのポイントは人それぞれですが、やはりセキスイや三井、住友など誰でも聞いたことのある会社の方が安心感があると感じる人も多いと思います。価格は上がってもいいから大手の安心感が欲しいという人には向いていないかもしれません。
ただ、アキュラホームの耐震実験の動画は機会があれば一度見て欲しいなあと思います。凄いですから。
アキュラホームの会社情報
本社所在地 | 東京都新宿区西新宿2-6-1新宿住友ビル34F |
設立 | 1978年10月 |
資本金 | 9,314万円 |
売上高 | 462億円 |
社員数 | 1,222名(2021年4月現在)※パート含む |
年間販売戸数 | 約1600棟(2017年) |
公式サイト |
アキュラホーム公式サイト |
ちなみに2021年12月の週間ダイヤモンド調べによるとアキュラホームの営業マンは30代のプレイングマネージャークラスで年収1300万、営業所長クラスで年収1800万前後らしいです。他社よりもチームでの業績を重視するらしく役割に応じて分配する給与制度とのこと。
実際にアキュラホームさんの担当さんとやりとりしてみた感想
営業マンさんも耐震性能に強い自信を持っています。展示会場内でも常に動画で耐震実験の映像を流していて、こんな強烈な揺れでも全く損傷しないという結果に感動さえ覚えました。
耐震の強みと価格の強みこの両軸をベースに自由設計というデザインの柔軟さはアキュラホームの良さだなと感じました。実際に間取りやイメージパース、見積りを見て検討する価値のあるメーカーさんだと感じました。
耐震強度を維持しながら窓をたくさんつくったり、吹き抜けで開放的にしたりって嬉しいですよね。